さようならの日記

捨てられないものを手放すための日記

父のカメラ

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「お金がかかってもいいんですが」

といったけれど、

カビだらけで修繕不能だった父のカメラ。


レバー式のシャッターの押し心地と

カシッというシャッター音が好きだった。


カメラ屋のおじさんによると

当時画期的な新機能だった

オートフォーカスがついた、

ものすごく売れた機種だそう。


ちょうど姉が生まれて間もない時。

このカメラを買った父に想いを馳せる。


お父さんありがとう。

さようなら。